営業事務を辞めたい人へ捧げる共感記事!
事務職は大きく二つに分けることができます。
一つ目は会社自体を支える総務や経理などの一般事務、そして二つ目は営業職をサポートする営業事務です。
どちらにせよ事務職は働きやすいというイメージを持っている人が多く、就活で人気の職種であることはもちろんのこと中途採用でも非常に人気があります。
一件の求人に百件以上の応募があることも少なくなくありません。
しかし、人気の一方で辞めたいと思っている人もたくさんいる事実があります。
特に営業事務に関しては理想と違うということで、苦しさを抱えている人が多いのです。
では、どのような苦しさがあるのでしょうか?
ご紹介します。
ちぐはぐな営業との人間関係
営業事務の仕事は営業のサポートになるので、営業の力量によって仕事の内容が変わってきます。
一番困るのが、仕事を丸投げしてくる営業です。
- 来週までに納品しなくちゃいけないから相手に頼み込んで
- 値段が下げられないか聞いてみて
- 来年の予算の骨格作っておいて
これはあなたの仕事ではないのか?と思うようなことについて平気で指示してくる営業がいます。
取引先との会話や今後の計画などで、サポートという立場の営業ではどうしても知りえないことがあります。
それらのことを伝えられずに、サポートという職務権限を越えたことをするには、ミスや不利なことが当然でてきてしまいます。
しかしそれらの不都合を、仕事を任せた自分の責任と思ってくれないのが営業職です。
なぜ相談しない?確認しろ、こないだも言ったよね?…
反論したい気持ちはわかります。しかし、相手は上司となることが多いです。
確認したらいいよと言いあしらったではないか、前回と同じで良いって言ったじゃないか…
そんな思いを飲み込んで、
「すみません、次回からは気を付けます」
と謝罪するしかないのです。
営業事務職なのに営業みたいなことをやっていると非常に辛いものがあります。
営業事務職同士のドロドロな関係
営業事務はほとんど女性。女性同士が集まると否応なしに出てくるのが、
女性独特の人間関係です。
長く務めているお局さんを筆頭に、
- 腰巾着的な人
- お局さんから嫌われている人
- 何もわかっていない新人
- 期間が決まっている派遣
など、様々な人が存在してきます。
営業関係のことで分からなければ、聞くのはもちろん営業です。
しかし、自社システムの使い方や、計上の処理の仕方など事務処理的なことに関しては他の営業事務に聞くしかありません。
だから人間関係を良好に保たなければいけないのです。
そのときに特に気を付けたいのがお局さんです。
お局さんは仕事では独自のマイルールを持っていて、悪口を言うのが好きな人が多いです。
上司ということで仕事の仕方も会話も、お局さんの希望通りに動けば問題ありません。
しかし、自分の意志に反した悪口を聞かされたり、同意をしたり、効率の悪いと思われる仕事の仕方をしたりするのは精神的に辛いものがあります。
大人になって、会社という社会にあっても女性の人間関係はつきものなのです。
過酷と裏腹の給料の安さ
事務職なのに営業のような仕事をして、人間関係のストレスもたまっている。決算時期には残業をし、終電で帰ることもあります。
それなのに、営業事務職の給料は安いです。
文房具を発注したり、お茶くみしたりという仕事がメインで、定時には帰る総務の事務職と変わりません。事務職という括りだからです。
基本給だけでなく、昇給幅やボーナスの額まで違ってくるので、ストレスに耐えながら仕事をしている身としては、腹立たしいものがあります。
そんな不満なら営業に願い出ればよいのではないか、と言う人もいますが、こんな環境下で営業になったら、営業事務の仕事もすべて自分でやるのが目に見えています。
自分の生活を守るには、営業事務でいる方がマシと思うしかないのです。
育休が取りにくい環境
女性の社会進出が推進されていますが、まだまだ営業事務職は育休が取りにくいと言ってもよいでしょう。
育休を取っているママさんが多い職場ならまだしも、
独身女性が多い場合は、時短勤務や休みを頻繁にとることで嫌な顔をされることが多いです。
育休中に派遣を雇えば、休みがちな正社員より、そのまま派遣を使った方がよいということになり、居場所を失う可能性もあります。
会社としてはもちろん辞めろということは言いません。しかし、雰囲気などで辞めてほしいと思っていることを察してしまうことがあります。
妊娠出産を機に、今後を考える人も多いです。
最後に
いかがでしたか?
営業事務で働いていて、辛い、長くは続けられなさそうだと感じている人は、何かを区切りに辞めた方が良いでしょう。
営業事務として働いていくならば、人間関係が一番重要です。この人間関係に関しては自分一人の力や努力でどうにもなる問題ではないのです。
営業事務という経験を生かし、他の会社に転職したり、派遣として働いてみたりと可能性はまだまだあります。
職場にいる時間は、家にいる時間よりも長いです。居心地の良い職場に出会えることを祈っています。