ブラックより恐いブラックホール『中小企業の不動産営業の闇』

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激務でブラックなイメージが先行する「不動産営業」。

稼げる職種としての印象はもう崩壊したのか?

中小企業の不動産営業がブラックと言われる本当の理由を語ります。

 

「おかしい」求人票は99%ブラックと思え

求人票に「月給20万~35万円」と表示されていたら「20万円」だと思え――これはみなさんも了解していると思います。

 

しかし、中小企業の不動産営業の求人は、「月給20万円~35万円」と出しておいて、実は「15万円だった」なんてことはざらにあります。

 

でもですね、これでもまだ、ましな方なんです。

きちんと「嘘」をついているからです。嘘をつくつもりで嘘をつくのって、幼稚ですよね。

幼稚な企業は、社員いじめも単純です。

 

みなさんに気を付けてほしいのは、「嘘をつかずに嘘をつく」会社です。

 

こういう企業につかまると、なかなか抜け出せません。

だからブラックホールなのです。

 

 

それで「週休2日」って言っちゃうの!?

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ある不動産会社では、求人票に「休日:毎週木曜と第2水曜」と、きちんと表示していました。

そうして、実際に働き始めても、その通りに休みを取れました。――ここまでは、まったく問題ありません。

しかし、しばらくして判明したんです。

 

この会社では、これを「週休2日制」と呼んでいたのです。

 

この「奇妙な週休2日制」を、堂々と、ハローワークや労働基準監督署といった役所に、「うちは週休2日制です」と、届け出ていたのです。

取引相手の企業にも「うちは週休2日」と周知しているのです。

無論、違法行為です。

 

ですがこの会社は、「役所に指摘されたら『勘違いしていました』と言えばいいな」と考えていたのです。

 

なぜなら、求人票には「休日:毎週木曜と第2水曜」と書いてあるからです。

労働基準監督署が注目するのは、「働く人が損害を被っているかどうか」です。この場合、この会社の従業員は、損害を被っていません。

そういうとき、労働基準監督署が「大目に見る」ことを知っているのです。

 

 

売っても「歩合」にカウントされない

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不動産営業への就職を目指す人は、いわゆる「バリバリ系」が多いです。

バリバリ営業して、バリバリ稼ごう、と意気込む人たちは「基本給:12万円、歩合給:無限(成約1件1万円)」なんていう求人に飛びつきます。

でも気を付けてください。

 

歩合給の成績は、誰が付けるのですか?

なにをもって「成約」とカウントされるのですか?

 

この会社に勤め始めて2年のバリバリ系社員(23歳)は、ある月に「8件」の賃貸物件を成約させました。過去最高です。

ところが、その成績が反映されるはずの翌々月の給料は、これまでと大差ありません。

それで意を決して、チーフに、給与計算の根拠を尋ねました。

 

チーフが示した「マル秘ノート」によると、「5件」しかカウントされていません。

 

おそるおそる「私はその月、8件成約させたと思うのですが」と言うと、チーフはこう言い放ちました。

 

「知ってるよ。でも8件のうち3件は、お前の営業努力で成約できたんじゃないだろ。あの家賃であの場所だったら、誰でも契約できる。

 

お前な、客が『お買い得』と思っている商品だったら、営業マンなんていらないだろ。

 

書類を作っただけで、歩合がもらえるわけねーだろ。歩合がほしけりゃ、困難物件をさばけ」

 

 

「解雇」はまし。悲惨なのは「辞められない」こと

中小企業の不動産営業で、「即時解雇を言い渡された」という話は、よく聞きます。

でも本当は、「営業成績が悪い」だけでは、日本の企業は解雇できません。

働く人は、法律で守られていますので、即時解雇を言い渡されても、すぐにそれに従うのではなく、労働基準監督署に駆け込んでください。

すぐに即時解雇を言い渡す企業は、ブラック企業です。

 

でもブラックより恐いのは、ブラックホール企業です。一度取り込まれたら最後、抜け出すことは至難のわざです。

 

「社長の訓示が長い」これは要注意です。

さらに、その社長の訓示に「酔いしれている社員がいる」場合、もっと注意が必要です。

 

とにかく、怒声が飛び交う会社は、早いうちに退職を検討しましょう。

不動産営業って、実は、入社直後から半年くらいは、なんとなく成績を出せてしまいます。

ブラックホール不動産会社は、これに付け込んで、あなたをしゃぶり尽くすまでは、あなたを辞めさせません。

毎日の社長訓示で、あなたを「口撃」してきます。

「死ね」「クズ」「ゴミ」「××(ここでは表記できない差別用語)」などなど。

 

そして、あなたが退職願を書いたころ、懐柔にかかります。「懐柔」とは、猫なで声で「もう少し頑張ってみなよ」と声をかけることです。

 

手口としては、

 

  • 「みんなの前であなたにだけ缶コーヒーをおごる」
  • 「ポケットマネーで小遣いを渡す」
  • 「おしゃれなバーに誘う」

 

があります。

このとき、営業成績については一切触れません。家庭のことや恋人関係のこと、趣味のことを話題にして、和やかな雰囲気です。

でも、次の日には、また「死ね」「クズ」「ゴミ」「××」を浴びせます。

これが典型的な「洗脳」のプロセスです。同僚もグルです。あなたが同僚に「やっぱり辞めます」なんて言おうものなら、同僚は社長に密告します。

そして「口撃」と「缶コーヒー」の繰り返しです。

でも、ある日、突然、それがやみます。

 

次に始まるのは「無視」です。

 

無視はとてもつらいです。

「洗脳」によって「辞めれない」と思わされているあなたは、「死にたい」と思うようになります。

そのタイミングで社長は、優しい声で「もう限界だろ?」と言います。続けて「いまここで退職願いを書け」と言います。

あなたが署名してしまえば、もう、労働基準監督署はあなたを助けることはできません。

でもここまで追い詰められているあなたは、きっと退職願を書いてしまうでしょう。

 

ブラックホール企業の見分け方

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最後に、ブラックホール不動産営業の見分け方をお教えします。

次の5項目のうち、1つでも当てはまったら注意が必要です。

 

  • 社長が怒鳴り系なのに、ナンバー2が癒し系
  • 基本給が同業他社より安く、歩合率が異様に高い
  • 営業部門をサポートする事務部門スタッフが不親切
  • 「これなら自分が住みたい」という物件が少ない
  • 「その会社名」と「ブラック」で検索すると1,000,000件以上ヒットする

 

 

 

 

 

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