そろそろ、家電量販店をやめたいと思った時の身の振り方について
家電量販店の仕事は安い給料のくせに報われないです。
クレームの対応をして、上司の期限を取って、溜まっていくのはお金ではなくストレスばかりです。
大人数が集まる場所なので人間関係に悩むことも多くあります。
そんなときの身の振り方について、考えたことはありますか。
いろいろな道が存在します。
家電のプロとして、違う家電量販店への転職
家電量販店が嫌なのに、なんで家電量販店へ行くのか、と疑問に思われる方も多いかもしれませんが、その店舗だけがブラックである可能性もあります。
店長とそりが合わなかったり、フロアマネージャーとそりが合わなかったりするだけかもしれません。
家電量販店の雰囲気やブラックかどうかは全国全店舗共通のものではなく、働きやすいところは本当に働きやすいのです。
働きやすいところを見つけるためには、面接の際に相手の人柄をよく観察する必要があることと、面接前に下見に行くことをお薦めします。
またノルマの有無や残業代の有無など、どんな現場かを把握するために、面接でそういった情報を聞き出しておくことをお薦めします。
そうすることにより、多少は働きやすいか否かを見極めることが出来るでしょう。
販売を行っていたメーカーへ就職
今まで売っていたものの知識はもちろん、身についているはずです。
家電を扱っているのは何も、家電量販店だけではありません。
メーカーの営業職もそうですし、今まで売っていた経験を生かして、企画だって出来てしまいます。
販売で培っていたコミニュケーション能力はこういった企業でも大いに役立つはずです。
何より売ってきたものには多少なりとも愛着はわきます。
それらに携われる仕事は楽しくできるのではないでしょうか。
また、メーカーに就職する年齢が若ければitなどの技術職に転向することも可能です。
勉強は基本的に自分ですることになりますが、意欲があり、メーカー製品を自分の手で作り上げたいと思うのならばそれもそれでありなのかもしれません。
環境改善を申し立てる
辞めることを覚悟しているのならば、環境改善の申し立てをすることも出来ます。
フロアマネージャーや店長と話す機会を設けたり、労働基準監督署にどうブラックであるかの申し立てをするのです。
労働基準監督署が動いたならば、店長やフロアマネージャーも動かざる得ません。
残業代が貰えなかったり、三六協定を破っているのならば悪いのは店です。
店として大きな問題になる可能性があるので、店長もフロアマネージャーも改善せざる得ない状況を作り出してしまいましょう。
そのまま黙っていては、いつまでたっても改善されません。
今の仕事が好きで、ブラックなことで悩んでいるのならば、ホワイトにしてしまえば良いのです。
ただし、労働基準監督署に密告をする場合は自分だとわかるような場合でも匿名にしておきましょう。
密告した人間という理不尽な理由でクビにされるのは、悔しいものです。
改善した職場に残りたいのならば、匿名での密告をお薦めします。
まったくの別業界に転職する
事務職であったり、介護職であったり、まったく別業界に思い切って転職するのもありかも知れません。
家電量販店の仕事が合わないと思っていたならば、違う業界のほうが楽しく仕事ができるかもしれません。
家電量販店とはまた違う大変さがあるかもしれませんが、仕事には適正というものがあるので、向いていない仕事をし続けるよりはいいのではないでしょうか。
また、接客で得たコミニュケーション能力はどこにいても役立てることが出来るスキルです。
最近ではいろいろな業界の未経験で出来る仕事がインターネットで多数記載されています。
自分に合う仕事で食べていくことが出来たら、それはとても幸せなことです。
自分に合う仕事を探すのならば、自分の経験の棚卸しをしてみてください。
何が好きで何が出来て、何が出来ないかを考えれば自ずと自分に合う業種が見えてくるはずです。
起業をしてみる
家電量販店から起業と思われる方もいるかもしれませんが、家電量販店の業務で携帯電話やプロバイダー契約をしていたのならば、自分で代理店を立ち上げてしまうのも手です。
家電量販店をながくやってきたのならば、自分の顧客を多少は持っているはずです。
そんな人を自分のお店から買ってもらうようにすれば、ある程度の売り上げは立つでしょう。
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ロアマネージャーや店長や同僚、先輩、後輩といった人間関係のしがらみがない分、自由に働くことができます。
その分、自己責任が重いですが、やりがいは家電量販店以上にあります。
最後に
以上、いかがでしょうか。
辞めたとしても、辞めなかったとして道はあります。
もう無理だ、と思ったならばそんな職場をそうそうに切り捨ててしまうのも有りなのです。
頑張れるならば、頑張ればいいのですが、頑張りすぎて体や心を壊してしまっては元も子もありません。
会社を辞めたから、負け組というわけではなく、家電量販店というキャリアの先には様々な道があります。