管理職になりたくないと思うアナタへ送る4つのアドバイス!

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多くの人にとって、仕事に自信がつき始めた30代前半から後半にかけて迫られる決断。

特に総合職で会社に入った人には、必ず突きつけられると言っても過言ではないのがこの、

「管理職になる」

という一大決心ではないでしょうか。

言うまでもなく管理職とは、部下を持ち、教育や仕事に結果責任を負うことであって、場合によっては部下の人生に対しても、とても大きな影響を与えることを意味することから、そのプレッシャーたるや尋常なものでは無いはずです。

そんな決断を迫られた時、私たちは何を、どのように考え、結論を出せばいいのでしょうか。

 

 

管理職になる前に

一社員から管理職というポジションになるということ。

貴方がその決断をするに際し、大きく2つの側面を考える必要があるでしょう。

すなわち、

 

貴方がやりたいこと。

貴方にできること。

 

自分が得た知識や経験、仕事のスキルやノウハウといった財産を積み上げ、そろそろ仕事に自信がついてきた貴方にとっては、おそらく自分自身の面倒を見る分には、過不足のない確固たる自信があると思います。

会社も、そのことを客観的に評価しているがゆえに、貴方に対して管理職のポジションを検討しているはずだからです。

 

しかし、いちプレイヤーとして成果を出すことと、チームの指揮官として成果を出すことが全く違う。

 

この事はおそらく貴方自身がこれまで有能な上司や、あるいは少し頼りない上司の下で仕事をしてきた経験から、とても良くわかっていることなのではないでしょうか。?

イチローのように、華麗なバットさばきと俊足を活かし、内野ゴロでもヒットにしてしまう事もできる今の貴方にとって、同じことを部下に教えてできるものではないことは、苦労をして仕事を身につけてきたからこそ、管理職になることを躊躇うものです。

むしろ、ここで簡単に「ポスト」という、一見魅力的で甘美な誘惑に簡単に乗れてしまうほうが、ある意味では無責任といえるかも知れません。

 

この大きな決断を迫られた時、貴方がこの会社でやりたかったことは何なのか。

今やりたいことは何なのか。

 

そして貴方にできることは何かを客観的に分析するのは、今後の貴方を考える上で、何よりも重要なファクターなのです。

もっと「簡単」な意味合いで言えば、貴方は管理職になり、残業代を受け取ることを放棄してでも部下の教育と成果に責任を持つ意志があるのか。

 

これは会社に対し、貴方自身の人生を重ねて生きる覚悟があり、アカの他人と組織のために奉仕する意志があるのか、ということを迫られていると言ってもいいでしょう。

 

 

管理職を目指さないという生き方

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ここで一つの事例を出したいと思います。

東日本大震災の際に、陸海空自衛隊の皆さんが見せてくれた献身的な救助活動と復興支援は記憶にあたらしいところです。

実は自衛隊という組織ほど、この指揮官(管理職)というポストと現場の人間の役割分担ができている組織はありません。

自衛隊に限らず多くの国では、人事組織は大きく3つの階層で構成をされています。

言ってもみれば、兵・下士官・士官です。

これは自衛隊で言うと、兵とは任期制の「士」にあたり、2~3年契約のいわば契約社員の身分で、契約期間中は仕事の内容も勤務先も変わることはありません。

そしてその上が下士官。

自衛隊で言うと「曹」にあたり、現場の「兵」をまとめる、一定程度の教育と管理を任されるポジションにはなりますが、基本的に転勤はなく、現場の職人長という役割になります。

生涯現役として、任期制の「兵」とは違い終身雇用にはなりますが、自衛隊という組織の特性上、現場の職人の定年は早く、下士官のポジションではどれだけ出世しても54歳で定年となります。

そしてその上が「士官」にあたり、防衛大学を卒業して三尉(諸外国の少尉に相当)に任官した若手でも、いきなり数十人の部下を持つ事もある、文字通り「管理職」です。

そして士官は、全国の基地を数年程度で転勤を繰り返し、様々なポジションを歴任して総合力を身につけることを要請されることから、一箇所に落ち着くことなどまずありえません。

何かのバラエティ番組のように、新しい職場に落ち着いたと思ったら、次の職場への辞令が出るという仕事を、生涯繰り返す事になります。

そしてこのような組織においては、自分自身のポストに関し、選択肢は極めて多彩です。

「士」から「下士官」に、そして「士官」へと昇進試験を受けることで出世を目指すものもいれば、逆に、ベテランの「下士官」であっても、自分には多くの部下を持ち、組織の指揮を執ることは向かないと、自分の資質を冷静に見極めて昇進試験を受けずに「士官」を目指さず「下士官」のまま定年を迎えるもの。

若いうちに現場仕事をし、一切昇進を目指さず「士」のまま退官するものなど、その生き方は様々です。

もっとも合理的な組織であるべき「軍事組織」ですら、このように自分自身の資質を見極め、そして意思表示できる仕組みとなっているのです。

これは管理職になるべきか、現場プレイヤーであるべきかについては、会社都合だけではなく、個人の意志ももっと反映されるべきであると、ある意味では言えるかもしれません。

 

管理職になることの人生設計

管理職になることでの家族への影響です。

当然のことながら、もし貴方に家族がいれば家族と子供の人生設計にも、貴方の決断は影響を与えずにはいれません。

 

特に、転勤を多く伴うような会社で仕事をしている場合においては、貴方が管理職になることはすなわち、会社は貴方の決断と覚悟を受け入れ、適材適所の人事を果敢に断行することを意味します。

 

貴方自身の都合ではなく会社の利益の最大化のために、会社は貴方の能力を必要とし、貴方の処遇を決定するでしょう。

 

そのことにより、貴方は場合によっては単身赴任をして家族から離れ生きる事ができるのか。

もしくは子供の小学校や中学校が、学期の途中に転校することになってでも、貴方は家族を幸せにする覚悟があるのか。

 

配偶者の仕事はそれで成り立つのか、また理解を得られるのかといった、

 

ある意味で貴方と家族の幸せを一定程度以上に、会社の都合に同期させることも求められる事になります。

 

それでも貴方は家族とともに幸せになる自信があるのか?

家族の幸せのために仕事と収入があるのか、それとも家族の幸せと収入のためにある程度自己犠牲を伴うことも覚悟するのかという、ある意味でそこまでタフな決断を迫られることさえ、あると言えるでしょう。

もちろん貴方がまだ単身であったとしても、慣れ親しんだ故郷や友人、住み慣れた地域を離れるということに伴うストレスも、これに劣るものではなく、同じ重さで考える必要がある事は言うまでもありません。

 

管理職はは向き不向きがある

管理職には、明らかに向き不向きという資質が存在します。

一つの作業を極め、日本古来よりの文化である「道」を極めるという思想。

職人を尊重し、その技術に敬意を払うのは日本の誇るべき文化ですが、このようにひとつの作業や考え方をとことんまで貫くという職人的美意識は、管理職になっては追求できるものではありません。

また、管理職になることで貴方自身の生き方を大きく変える必要があるにも関わらず、貴方にはそれが大きなストレスになる場合。

その場合にも、結果として会社は貴方というリソースを浪費することになり、貴方自身にとってもリソースを上手にキャリアに変えられないというお互いにとって不幸な状況になっているケースと言えます。

向き不向きを冷静に見極めることが肝心です。

人事からの一方的な打診には、疑問を持ちながらも従うということは万が一にも避けたほうがいいといえるでしょう。

 

最後に

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究極の決断ではありますが、貴方が貴方の技術と知識に自信がありながらも、その生き方を追求することが難しい場合。

すなわち管理職にならざるを得ないことを求められている時、場合によっては貴方の所属する組織は、貴方に対して理解を欠いているという判断をする必要があるかもしれません。

決して楽観的で安易な転職を考えるべきではありませんが、貴方自身の生き方に合わず、貴方の価値観に合わないのであれば、会社を変えてみるという、非常にタフな決断も、一つの選択肢とするべきでしょう。

いずれにしても、貴方の人生は貴方の決断の足跡です。

後悔のないように、熟慮に熟慮を重ね、大きな決断をして下さい。

 

 

 

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